学級閉鎖・学年閉鎖の連絡が来たら、在宅勤務とどう両立するか
夕方、学校からの一斉メールに「明日から〇日間、学級閉鎖とします」の文字。感染症が流行る季節になると、こうした連絡はある日突然やってきます。子ども本人は元気なことも多く、「休みだけど家にいる」状態が数日続く。その間、仕事はどうするのか――共働き家庭にとって悩ましい場面です。
在宅勤務ができる職場でも、子どもが家にいる日に普段どおり働くのは簡単ではありません。この記事では、学級閉鎖・学年閉鎖の連絡が来たときに慌てないための段取りと、在宅勤務と子どもの過ごし方を両立させる工夫をまとめます。
まず連絡が来た日の夜に確認したい3つのこと
学級閉鎖の連絡は前日の夕方や当日の朝に届くことが多く、考える時間はあまりありません。最初に押さえておきたいのは次の3点です。
- 閉鎖の期間と再開日: 「〇日まで」なのか「〇日から登校」なのか、表現の違いで1日ずれることがあります
- 期間中の課題や連絡方法: プリント配布、オンラインでの課題提出、健康観察の報告の有無など
- 学童・放課後の扱い: 学級閉鎖中は学童も利用できないケースがあるため、利用先のルールも確認
この3つを家族の共有カレンダーに入れてしまえば、翌朝「いつまでだっけ?」と聞き合う手間がなくなります。
夫婦で「どの時間を誰が見るか」を先に決める
在宅勤務を2人とも使える家庭でも、「両方家にいるから大丈夫」とあいまいにしておくと、結局どちらか一方に子どもの対応が偏りがちです。会議の予定を突き合わせて、午前はパパ、午後はママのように「子ども担当の時間帯」を決めておくと、担当でない側は仕事に集中できます。
どちらも外せない会議が重なる時間は、祖父母や近所の頼れる人、自治体のファミリー・サポート・センターなどの手を借りられないかも検討しておくと安心です。急な依頼になりやすいので、普段から連絡先と利用条件をまとめておくのがおすすめです。
子どもが一人で過ごせる「時間割」を作る
子どもが元気な場合、何もすることがないと親のそばに来てしまいます。学校の時間割を参考に、「9時〜10時は課題」「10時半からは読書」のような家用の時間割を作ってあげると、子どもも見通しを持って過ごせます。
- 親の会議の時間に、ひとりで取り組める課題や工作を当てる
- 休憩とおやつの時間を決めて、「この時間になったら話そうね」と伝える
- タブレットや動画の時間は、親が集中したい時間帯に計画的に使う
完璧に守れなくても、親子で同じ予定を見ているだけで「今は話しかけていい時間?」がわかりやすくなります。
休暇制度も選択肢に入れておく
在宅勤務だけで乗り切ろうとすると、仕事も子どもの相手も中途半端になって疲れてしまうことがあります。2025年4月の育児・介護休業法の改正で、「子の看護休暇」は「子の看護等休暇」となり、対象が小学校3年生修了までに広がったほか、感染症に伴う学級閉鎖なども取得理由に加わりました。勤務先の就業規則や制度の扱いを一度確認し、在宅勤務と休暇を組み合わせて使うことも考えてみてください。
次の学級閉鎖に備えて、情報を家族で共有しておく
学級閉鎖は、流行の時期に一度あると同じシーズンにまた起きることもあります。今回の経験をもとに、「頼れる人の連絡先」「学童のルール」「職場への連絡方法」を家族で見られる場所にまとめておくと、次回の初動がずっと早くなります。
学校からの連絡はメールや連絡アプリ、プリントなど経路がばらばらになりがちです。TimeTreeやGoogleカレンダーなどの共有カレンダーに、届いた時点で予定として入れておくだけでも、夫婦の間の「知らなかった」はかなり減らせます。
まとめ: 初動の確認・担当時間の分担・子どもの時間割
学級閉鎖の連絡が来たら、まず期間と課題・学童の扱いを確認し、夫婦で子ども担当の時間帯を決め、子どもが一人で過ごせる時間割を用意する。この3つの段取りがあれば、在宅勤務との両立はぐっと現実的になります。休暇制度も含めて、無理のない組み合わせを家族で話し合ってみてください。